About Kei Nakamura Jewellery
九州最南端の佐多岬から70km南の海上に浮かぶ山岳島 屋久島。九州最高峰の宮之浦岳(1.936m)
をはじめとする山々が連なるこの島は、「洋上アルプス」と呼ばれています。周囲132km、
そのほとんどが山岳地帯で、わずかな平野部に人口約14,000人が住んでいます。
Kei Nakamura Jewelleryのアトリエは屋久島の南部にある温暖な地域に位置しています。
北側の窓からは連なる山々を、南の窓からは輝く水平線を望むこの場所では、
移り変わる季節や季節を彩る花々、月の満ち欠けや星の輝き、潮風の香り、雨の音、鳥のさえずり、
繰り返される自然のリズムに心を傾けながら、日々ジュエリーの制作が行われています。
About Kei
![](https://img14.shop-pro.jp/PA01185/726/etc_base64/RFNDMDM4NTNocA.jpg?cmsp_timestamp=20230829134449)
“雨が降れば、雨粒のピアスを。
ナノハナが咲けば、ナノハナのネックレスを。
星空に魅せられて、星空のブローチを。
屋久島のリズムの中で、ジュエリーをつくっています。
私たちの人生に寄り添うジュエリーを。
必要から生まれるデザインを。
シンプルに、ミニマルに、オーガニックに。
日々の感動をジュエリーにかえてゆきたい。”
屋久島でジュエリーを作ること
中村圭 海の近くで from SHIZUKU GALLERY on Vimeo.
Design Philosophy
![](https://img14.shop-pro.jp/PA01185/726/etc_base64/RFNDMDI2ODFocA.jpg?cmsp_timestamp=20230829134755)
自然とエレガンス
大自然の中での生活から生まれたインディアンジュエリーと出会い、そのスタイルに大きな影響を受けました。
私も同じように自然を感じながらジュエリーを作ることを選び、屋久島にアトリエを構え、海と制作を中心とした
ライフスタイルを送っています。
私は自然を感じることの出来るデザインを好みます。
海や森、空から生まれたものを身につけていると、日々の生活に豊かさや安らぎを感じます。
そこにカタチを超えたものを感じます。
そして、それが洗練された表現であれば、永く、さまざまなシーンで使用することが出来ると考えます。
最高の技術を用いた宝飾品が日常で使われるデザインであれば素晴らしいだろうと感じていました。
インディアンジュエリーの持つカジュアルさや日常使いできる軽やかさをそのままに、そのクオリティーを
ハイジュエリーへと昇華することはできないだろうか。
そのような興味からジュエリー作りの全てが始まりました。
ゴールドやプラチナなどの貴金属と天然石、屋久島の夜光貝などを組み合わせて、リングやピアス、ネックレス、
ブローチを。
自然の中の生活から生まれたデザインは全てきめ細かい手作業にて、エレガンスに仕上げられています。
素材とデザイン
丁寧に作られた、厳選されたものを、少量だけ持つ暮らしに豊かさを感じ、そのような生活に寄り添う
ようなジュエリーはとてもシンプルで、貴重なの素材を無垢のまま使って制作したものであると考えます。
とてもシンプルなデザインで、貴重なの素材を無垢のまま使って制作したジュエリーであれば、それを
丁寧にお手入れしながら、一生使ってゆくことが出来るからです。
鍛金技法と表現
糸鋸で金属の板や線を切り出して、コンコンと金槌で叩き、曲げて、火を当ててくっつけて、また叩く。
磨き上げる作業までを全て手の質感を残して行うことによって、金属の持つあたたかみや柔らかさを
感じる作品が生まれることを知りました。
制作をする際にお手本となっている造形や質感は植物や水など、屋久島の自然そのもので、ジュエリーを
作ることは自然の持つ有機的かつ均整のとれた美に少しでも近づくための作業なのかもしれません。
ジュエリーのモチーフや素材、質感に対しては、私が屋久島で経験した個人的な事柄が大きく影響を与え
ているのだと思います。
いつもここにある、日々の暮らしを素敵に彩るようなジュエリーを
想いを届けたり、詰め込んだり、造形だけではなくカタチのないものを交換できるところもジュエリーの
素晴らしさだと思います。
しずくギャラリーがスタートしてからは、使っていただく方々とお話をしながらデザインを考え、一つの
ジュエリーを生み出すという作業に魅了されました。
コミュニケーションを繰り返すうちに、デザインがあるべき場所に収まってゆくのは、まるで最初から作る
べきデザインが決まっていたようで、いつまでたっても驚きでいっぱいになります。
最近ではオーダーメイドで作るマリッジリングのプランもスタートさせました。
次々と新しいジュエリーが生まれ続けています。
屋久島を持ち帰るように、まるでお守りのように。
そのようなジュエリーがあればとても素敵だなと思います。
屋久島で出会った感動をジュエリーにかえて、その感情がジュエリーを通じてたくさんの方々に広がってゆくことが私の夢です。
Biography
大阪出身。- 2004KEI NAKAMURA JEWELLERY展 心斎橋gallery TK art
- 2005KEI NAKAMURA JEWELLERY展 心斎橋gallery TK art
- 2006KEI NAKAMURA JEWELLERY展 心斎橋gallery TK art
- 2007KEI NAKAMURA JEWELLERY展 心斎橋gallery TK art
- 2008KEI NAKAMURA JEWELLERY展 心斎橋gallery TK art
- 2009海とジュエリーにまつわるライフスタイルを日常とするため、屋久島に移住。
- 2010KEI NAKAMURA JEWELLERY展 ノマドカフェ
- 2011KEI NAKAMURA JEWELLERY展 屋久島ふるさと市場
屋久島の季節を彩る12ヶ月の花をモチーフにしたジュエリー“12flowers”を発表。 - 2011NEW JEWELRY クラスカ
- 2012屋久島に初となるアートギャラリー、しずくギャラリーをオープン
- 2013KEI NAKAMURA JEWELLERY展 しずくギャラリー
屋久島産の天然素材である夜光貝を使ったジュエリーを発表。 - 2014オーダーメイドジュエリーのプランを発表。
マリッジリングやカスタムオーダーなど、全て中村圭の手作業による制作がスタート。